本から学ぶこと

最近、読書から如何に学ぶかということに関心がある。

漠然と本を読むのではなく、金言やフレームワーク、知識などを探し当てようとする意識で本を読んで、日々の生活の中で実践していくということを意識したい。

色々ときっかけはあるが、決定的だったのは以下の文章を読んでからだと思う。

梅田望夫氏『ウェブ時代5つの定理』より
(前略)切れ味の良い言葉を読み、その言葉の背景にある思考や発想に寄り添って深く考えることで、それができるのだ(後略)(p8)
日々の仕事での経験にビジョナリーたちの言葉を照射しては、変化の予兆をとらえようとしてきました。これが、今も続けている私の勉強法の確信なのです。(p9)
金言とは、その言葉の切れ味ゆえに、世界の成り立ちがくっきりと浮かび上がってくるものだったり、未来の姿を想像する補助線になったりするわけですが、それ以上に、前を向いて生きる希望やエネルギーを私に与えてくれていたのだ、ということに気付きました。(p10)

単純な自己啓発の言葉ではなく、まさしく”金言”といえる言葉を見つけるのは大変だけど、探すことに時間を費やすのは意義があると思う。

あと、最近読んだ本で思考に関するわかりやすいフレームワークを見つけた。

勝間和代氏『ビジネス頭を創る7つのフレームワーク力』より

  • 1、知識 暗記力(事実、言葉、やり方、分類を知っている)
  • 2、理解 内容を解釈したり、言い換えたり、説明したり、推し量ったりする能力
  • 3、応用 知識を一つの状況から別の状況に移すことができる能力
  • 4、分析 全体の中の部分を見つけたり、区分けしたりできる能力
  • 5、統合 部分を組み合わせて、統一された全体を作り出せる能力
  • 6、評価 基準を使って情報の価値や使いみちを判断できる能力(p40,41)

知識で終わっていることは借りものの知識であって、理解→応用→分析→統合を経てはじめて、自分の血となり肉となるのです。(p46)

今までは、本を読んだ後に内容について吟味したり咀嚼したりする時間をとらずにいたので、良くて「3、応用」までで止まっていると言えた。(全体を考えることがなく部分だけで考えていた)
「読む→考える→実践する」というプロセスになるようにを意識する。

あとやることとしては、Moleskineに気に入った言葉やフレームワークをメモっていくことかな。